大前研一氏「本当のことを言ったら絶対選挙で当選しない」【2011.4.21 NEWSポストセブン】

大前研一氏「本当のことを言ったら絶対選挙で当選しない」│NEWSポストセブン

あの経験で得た教訓は何かというと、正しさがすべての経営の世界と違って、政治の世界では、本当のことをいったら絶対選挙で当選しない、当選するには嘘をつかないといけないということ。今の日本では、政治家になるのは嘘つきになるということなんだよ。

たとえば、いま日本の国家財政は借金が1000兆円に膨らんでデフォルト(債務不履行)寸前の窮状にあるわけだけど、それを解決するためには何をすべきか? 現実問題として、日本に財源たりえる天然資源がない以上、国民が負担するしかない。

つまり、本物の政治家なら「借金を子孫に残してはいけません。現役世代でなんとかしましょう」と、増税も含めた財政再建策を訴えなければいけない。でも、正直に「増税」を訴えたら、この国では選挙民がその人を選ぶことはあり得ないんだ。

「嘘」の定義は人それぞれですが、「出来もしない、絵に描いた餅」も受け取る人によっては「嘘」となるかもしれません。

2017年10月22日に投開票の衆院選、みんなが本当の事を言っているのでしょうか。それとも絵に描いた餅なのか。一人ひとりが、政治家を見る目を養い、疑ってかからなければいけないと思います。

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