オリジナル曲「れんこんダイバーシティ / 小春六花 & 弦巻マキEnglish」プロダクションノート

この記事は、2022年2月23日に投稿したオリジナル楽曲「れんこんダイバーシティ」のプロダクションノート(いわゆる制作の裏話)です。

れんこんダイバーシティ こんな曲です

動画ページ概要欄より抜粋
はじめまして、Entac(えんたく)と申します。
セリフ様( user/86538911 )主催の「れんこん投稿祭2022」の参加曲で、オリジナル5作目です。2/19に「30秒の尺で何かできるかな」と軽い気持ちで着手してみたら、なんかイイ感じになりました。

れんこん投稿祭は、音楽も料理も写真もイラストもテキストもOK。これがダイバーシティ!

https://www.nicovideo.jp/watch/sm40078194

れんこんダイバーシティについて

れんこんダイバーシティは、2022年2月に、Twitter上でセリフさん(@serif_krag)が主催したTwitter上のイベント「れんこん投稿祭2022」の参加作品の1つです。

セリフさんは、ユニークなタッチのイラストとシュールな切り口の作風が持ち味の一方で作曲能力も高く、個人的には注目しているボカロPさんです。

ところでれんこん投稿祭ってなんなの?

自分も、投稿しておきながら、具体的な説明はできません・・・!

が、当時のTwitterの流れから推測すると、「れんこん」に関するものなら、楽曲、イラスト、写真、文字、なんでもいいので、ハッシュタグ「#れんこん投稿祭2022」をつけてツイートしようぜ!な感じのものだったかな?と記憶しています。

ぜひ「#れんこん投稿祭2022」←をクリック/タップして、このハッシュタグでどんな投稿が行われたのか、見てみてください!

れんこんダイバーシティが生まれた経緯

キッカケは制作中断。そして「ダイバーシティ」という言葉

れんこんダイバーシティのコンセプトを最初に閃いたのは、2022年2月16日でした。

実は、この楽曲を閃く少し前まで、「はじまりのウィンターランナー」という別の楽曲の制作をしていまのですが、直前(具体的には2月13日)に、とある問題が発生して、制作を一旦中断していました(このお話については「はじまりのウィンターランナー」のプロダクションノートで)。

それから数日後の2月15日。
前から存在は知っていた「#れんこん投稿祭2022」の話を思い出し「何かできないものかな?」と考えてみることに。

れんこんに関するものなら何でもいい、比較的ゆるい気楽なイベントでしたので、それを前提に何を作ろうか考えていたところにひらめいたのが、ダイバーシティーというキーワードでした。

このキーワードから芋づる式に

  • 日本語と英語の合成音声ライブラリーを持っていること(日本語=小春六花 英語=弦巻マキ)
  • EX Voiceをフル活用して2人の仲の良さを演出できそうだなと感じたこと
  • れんこんをはじめとする野菜は産地も形も違うけどおいしいこと
  • それと多く比較して私たち人間はどうなのかな?

と、色々なひらめきが発生!
これらの複合的な偶然が重なりあって楽曲のコンセプトが誕生したのが、2月16日でした。

このコンセプトに、即興でメロディと伴奏と歌詞をつけたのが「れんこんダイバーシティ」です。音楽的には、楽曲のテーマから自然と生まれたメロディを素直に反映してみました。

「ダイバーシティ」から生まれた別案「知声にも歌わせてみよう」

ちなみに、この楽曲を投稿した数日後に、当時リリースされたばかりの合成音声「CeVIO Pro(2022年6月、VoiSonaに名称を変更)」の「知声」に歌ってもらったバージョンも追加で投稿しています。

これは完全に「うおおお、知声さんすげええ!」という「勢い」で投稿しました!

当時、リリースされたばかりの知声を試すのに「何を歌わせたらいいかなー?」と迷っていたところ、唐突にひらめいたのが、

そうだ、数日前に投稿したばかりの「れんこんダイバーシティ」を歌わせてみたらどうなるだろう?うん、歌う人が異なるのもダイバーシティのコンセプトに沿っていて良さそうだな。

そんな具合で、勢いに任せて一気に作り上げ、1日で投稿まで持っていくことができました。
バックに関しては、イントロのカウントを除いて原曲と全く同じですが、原曲ではちょっと大きすぎだったギターのボリュームを知声バージョンでは少しだけ調整して、より馴染ませています。

こぼれ話アレコレ

  • 何気に、小春六花を初めて使った曲でした
  • 弦巻マキ Englishが、いつの間にか日本語も歌えるようになっていたことに驚き!
  • 合成音声シンガーの「得意な音域」の概念について身をもって理解できました(得意な音域に合わせて歌メロを直すと言う作業を初めてやりました…)
  • 途切れさせないことが重要だと分かった。火を消さないことが重要だとわかった。ブランクから動き出すのにはより巨大なエネルギーが必要だしいろいろ忘れてるなど何一ついいことがないとわかった。
  • 反省点としては、動画ツールの使い方を普通に覚えたい。今のままでは、同じような事しかできない

3つ目の「得意な音域」について、ちょっとだけ追記。

実は、これまでシンガーの得意音域という概念を全く意識してきませんでした。

しかし今回、あらかじめ仮の歌メロとして準備していたメロディをシンガーに歌わせてみると、ちょっと違和感。「あれ?なんだか苦しそう・・・」

そこで、音域を下げる形でメロディーをちょっと変えてみたら、今度はしっくりきた!

こんな体験から、ようやく「得意音域」という概念を理解することができました。

まとめ

以上です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

位置付けとしては、本命の楽曲の制作のさなかに「息抜き」の感覚で作った楽曲になりますが、結果的にいい感じの曲になったなと感じています。

れんこんダイバーシティ 歌詞

産地に カタチ
それぞれ 違うけど
ハッキリなのは
れんこんはおいしい

Where from? What shape?
Yes, nothing is the same
But you know, it’s clear
Lotus root is delicious!

わたしたちはどうなのかな
ちがうこと もっといっぱいあるよね
だけど おたがい好きでいたいな  
れんこんを好きでいるように

生まれに 育ち
ネンレーに セーベツ
コトバに ケーレキ
わけへだてずに

お店で れんこん
見ると 思い出す
届きたいゴール
れんこんダイバーシティ
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